本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種
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作者 : 中村 秀樹
定価 : ¥ 760
出版元 : 光人社
発売日 : 2006-05
カテゴリ : 文庫
ランキング : 7076
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| 価格 | 商品名 | 納期 |
| ¥ 760 | 本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 | 通常24時間以内に発送 |
一気に読みました教科書ですね。潜水艦だけでなく、海軍や軍事についても懇切丁寧な解説です。民間の研究者では、どんなに資料を駆使してもどうしてもピントが外れるところがありますが、実際に潜水艦を指揮した人ならではのツボを感じます。
潜水艦ものは、性能やら歴史やらのデータと、どこからか転載した図面や写真のものばかりで、ほんとの性質や使い方について書かれたものはありません。例えば最高速力20ノットと23ノットの差が実戦で意味があるのか、そんな分析はありませんでした。エンジンの型や魚雷発射管の数を並べ立てても、その意味が分からないと意味がありませんが、性能を数字でなく定性的な価値から徹底して論じている視点は、新鮮です。
潜水艦の能力分析に、戦闘力の要素を定義している点も、独創的で堅実だと感じました。軍艦というものが改めて復習できた気がします。
付録が結構値打ちがあります。海軍の定義だけでなく、著者の研究成果が分かりやすく説明されていて、用語集を読むだけでも軍事知識がつきます。
この種のものは、海軍で実戦経験のある人のものが絶えたら、もう出ないでしょう。3章が退屈という書評もありますが、複雑な日本海軍潜水艦の作戦全般をこれほど要領よく、かつ正確にまとめたものは見たことがありません。それに、2章での著者の仮説と4章の分析の根拠として3章の位置があるのですから、これを省略せずにまとめなおした著者の研究者としての姿勢には敬意を表します。
4章まででも戦史研究の成果としては完成していますが、5章で海上自衛隊の現状に触れざるを得なかったというのも、元自衛官の著者の良心でしょう。分析の視点が独特でコロンブスの卵ではありませんが、眼からうろこが落ちる思いです。
戦えない、戦っても勝てない軍隊著者は退役した元自衛隊幹部。
太平洋戦争での潜水艦運用の問題点を指摘し(この部分、特に第3章はいささか退屈)、それと現在の海上自衛隊の潜水艦運用や他の戦力・組織・法整備などを比較し、嘆かわしい状況をまとめている。
海上自衛隊には兵力運用のための基本構想がなく、指揮官たちの軍事知識は乏しく、行政組織と理解した方がよいとまでいう。
潜水艦に限らず、紹介されている数々の事例は、一般にいわれている法整備の問題だけでなく、実際には「戦えない軍隊」「戦っても勝てない軍隊」としか言いようのないものであることがわかった。
その原因が日本人の国民性にあるとすれば、対処のしようがないかもしれない。
本格的な解析元海上自衛隊の潜水艦艦長が書いているのでかなり本格的な
解析です。
今迄も、WWII時代の元艦長の手記は多くありましたが、この
本は非常に客観的かつ技術的に書かれているのでとても興味
深く読めます。
海上自衛隊の潜水艦も通常型潜水艦なので、アメリカやイギリス
の潜水艦乗りと違って、より関連性が高いのだと思います。
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